WordPressの仕組み
WordPressはPHPという言語と、MySQLというデータベースで出来ています。
PHPとはサーバー上で動くインタプリタ言語(コンパイルする必要のない言語)です。
MySQLはフリーのデータベースです。
WordPressは、通常のHTMLとは違い、コンテンツ、つまり、皆様が書くブログの内容をデータベースで管理し、PHPで加工しHTMLとして出力する処理を行っているプログラムの集合で、CMSというソフトウェアに分類されます。
CMSとは、コンテンツマネジメントシステムの略です。HTMLを直接編集するのではなく、CMSの画面から、内容を書いたり、画像を保存したり、デザインしたりできます。
WordPressはなぜ遅いか?
WordPressには様々なメリットがある反面、遅いというデメリットがあります。
PHPとデータベースを使ってHTMLを作成しているので、HTMLファイルを直接表示するより、はるかに処理に時間がかかるのです。
特に、ブログのページ数が増えてくると、データが増えるので、データベースの処理の量が大きくなり、表示速度が更に悪化します。
100ページを超えるブログになると、サーバによっては、遅いなぁと、はっきりに分かります。100ページも書かないよと思うかもしれませんが、100ページは1日1ページ書いたら、あっという間に100ページになってしまいます。
wpXの特徴
wpXは、処理に時間のかかるWordPressを高速化するために、PHPとMySQLの処理を高速化させたWordPress専用のレンタルサーバーです。
PHPとMySQLを高速化なんて、できるの?って思いますよね?
できるんですかね?
つっこんで調べてみます。宿題!
通常のHTMLや、PHPで作成した、独自のプログラムも動かせますが、制約があります。
例) http://java.wp-x.jp/wp-content/index.html
のように、/wp-content/ 以下、にしかファイルを置くことができません。
HTML、PHPは、FFFTPなどFTPソフトで接続できますので、アップロードするだけです。
※ /wp-content/ 以下にディレクトリ(フォルダ)は作成できます。
WordPressで使うのも、もちろん良いのですが、実はこのサーバー、PHP + MySQL の独自のプログラムを動かすのに最高なんです。
MySQLは、phpMyAdminで操作できます。ただし、新規データベースを作成する権限がないので、既存のデータベースの中にテーブルを作成し使う事になります。
開発系の人にはかなりキモチワルイ状態ですが、開発用とか試験運用で使うには、気になりません。パフォーマンスがいいので、重たい処理や、phpMyAdminは、瞬時に処理が終わるので、通常のレンタルサーバーには戻れない感じです。
まさに、PHPプログラマ向けのサーバーで、このサーバーでPHPが重いとすれば、専用サーバーでかなりのハイスペックにしないとこれ以上のパフォーマンスは、でないでしょう。
テストサイトで確認してみよう
では、どの位ハイスペックか、画面で確認してみましょう。
◆ 画面表示速度のテスト
まず、WordPressです。
テストサイトでは、全角約1000文字のページを、100ページ作成しました。画面がどの程度で表示されるか?いろいろリンクを押して試してみましょう。ネット(回線)が遅くなければ、瞬時に表示されるはずです。
◆ PHP + MySQLのパフォーマンス測定
次に、開発者向けのPHP + MySQLのパフォーマンス測定です。
MySQL INSERT
PHP + MySQLのパフォーマンス測定用に、PHPでMySQLにINSERT文を1万回おこなうプログラムを作成してあります。画面からスタートボタンを押せば、リアルタイムで実行され、処理時間が表示されます。
MySQL UPDATE